先生との電話
大学院の先生と1時間12分も電話をした。
電話というか論議だ。
論議のテーマは僕の論文のことだった。
先生の意見を聞きながらも自分の考えていることをしっかり伝えることができた。
少しずつだけど成長していることを感じる。
今日考えたことを、これからやろうとしていることを忘れないためにここに記す。
・武満徹の邦楽器と西洋楽器を用いた作品の音楽的思想には、瀧口修造の影響があると推測できる。
・瀧口の「余白」「沈黙」に対する考え方は、武満に影響を与えている。
・瀧口の東洋美術に対する見方をまとめてみる。
・武満と瀧口の映像人間としての共鳴。
・実存主義をあてはめるのは危険だ。
・環境が人を作ることは確かだが、個に主体を置く二人にとっては重要なことではない。
・武満が瀧口論を書いたことを想定して、僕も瀧口論を書く。つまり武満を通して瀧口を見ること。そして反対に、瀧口を通して武満を見ることも常に意識しなければならない。
これくらいかな。
まず最初にやるのは、瀧口の美術論をまとめることだ。
武満の目で瀧口の美術論をまとめるのだ。
そうすれば武満から離れることもないし、二人の共振を明らかにしやすくなる。