誕生日2

8月30日が僕の誕生日。

何と今年の誕生日は友人諸君が3回もパーティーを開いてくれた。

1回目は前の日記で書いたパーティー

2回目は30日の夜。

これは本来、40君だけが来る予定だった。

20時頃チャイムが鳴り、40君が来たなと思いドアを開けると、
ゴルゴ13ばりのサングラスをかけた女の子が立っていた。

またまた誰だ!?と思い呆然としていると、
後ろから40君とフロアーちゃんがクラッカーを鳴らし(デジャブ??)
「誕生日おめでとう!」と言いながら部屋に入ってきた。

サングラスの女の子はフロアーちゃんの高校時代からの同級生でスノーちゃん。
僕と40君とフロアーちゃんとスノーちゃんは「ビール祭り」と称して、
月に1度のペースで皆で集まりお酒を飲んでいる。

またまた40君にしてやられたのだ。
2回目のサプライズパーティーの始まりだ。

僕らはロンドンハーツのSPを観ながらお酒を飲んだ。

40君はジャコメッティの「猫の給仕係」のオブジェのような、
木製の猫の置き物をプレゼントしてくれた。

フロアーちゃんとスノーちゃんからは、
「mercibeaucoup,」というブランドのTシャツとアイマスクをもらった。

お酒を飲みながら40君が最近恋をしている女の子の話などをした。

そして22時を過ぎた頃、これまた意外な来訪者が。
イーマちゃんだ。

大学時代の同じゼミの女の子で、最近フォレスト君を通じて頻繁に会うようになった女の子だ。
仕事帰りに駆けつけてくれたのだ。

イーマちゃんを含めて、大学時代の話に花を咲かせ、
皆は終電で帰っていった。


そして日付が変わって8月31日。
夜はまたまた40君が企画をしてくれて皆を集めてくれた。

渋谷のカフェでヤスミンとピーヤちゃん、40君、僕の4人でお酒を飲んだ。

ヤスミンは僕がドイツで知り合った女の子で、
もう3年の付き合いになる。

ピーヤちゃんはヤスミンの親友の女の子で、
実は僕を含めた3人で瀬戸内国際芸術祭2010に行った仲なのだ。

40君は彼らと会うのは2回目だったが、
もう完全に溶けこんでいる。

お酒を飲みながらパスタやマリネに舌鼓をうっていると、
店内にけたたましい音で「HAPPY BIRTHDAY」の歌が鳴り始めた。

いやまさか、と思ったがそのまさかだった。
店員さんがケーキを運んできてくれて、僕はまた感動のあまり言葉を失った。

ヤスミンも8月生まれなので僕と二人のためのケーキだった。
ヤスミン、ピーヤちゃんの二人から、
色んな可愛い女の子の写真が載っているフォトブックをもらった。

「これで半年は保てる。」と言っておいた。
僕はヤスミンとピーヤちゃんにアロマオイルをプレゼントした。

ピーヤちゃんには転職・引越しなど色んなお祝いの気持ちをこめて贈った。
二人ともとても喜んでくれた。


実はヤスミンもピーヤちゃんも僕も、
8月にそろって失恋をした。(3人でドミノ倒しだね、と笑いあった)

おめでたい席だからあんまり暗い話をしても仕方ないと思い、
話題の中心は40君が恋をしている女の子の話だった。(2日連続!!)

女性からの意見は色々と参考になることが多かった。
40君もかなり勇気付けられたようで、帰り道の足取りは軽かった。


地元の駅の一つ前の駅で降り、
40君と歩いて帰った。

40君は3回のパーティーにすべて絡んでいた。
僕は別れ際、なぜか謝ってしまった。


「すまん。俺のために。忙しいのに本当にすまない。本当にありがとう。」

「いやいや、良いんだよ。」

「いや、ホントごめん。ありがとう。ホントありがとう。大好きだ!」

と何か告白めいたことを言ってしまった。

「俺も大好きだ!」

と40君は言ってくれた。


これぞ男の友情。

僕には素晴らしい友人たち、そして心から親友と呼べる男がいる。
いつまでも大切にしたいと思う。

皆本当にありがとう。
皆大好きです。