自己批判もしているのだ

先ほど読了した。


高橋しん最終兵器彼女


異常な設定が物語に推進力を与えているけど、テーマは「愛」なのだと思う。

好きな人とお話をしたり、手を繋いだり、キスをしたり、セックスをしたり、
その「愛」はこういうすごく素朴な意味での「愛」だと思う。

一気に読み終えてしまった。
なのでもう少し時間を置いて、また読み直したいと思う。

良い漫画でした。


話は変わって、
今日は妙な一日だった。

昼過ぎにマックに行った。
ものすごく無愛想な男の店員だった。

「俺は疲れてるんだよ、さくさく注文してくれよ。」

そんな顔をした店員だった。

フィレオフィッシュセットを注文したのだが、
最近はセットのサイズを選べるようだ。

「SかM、いかがいたしましょう?」
「え?SかM?」
「セットのサイズです。」
「そんなんあるんですね。じゃあMで。」
「お飲み物は?」
「烏龍茶で。」
「当店では爽健美茶しか取り扱っておりません。」
「じゃあそれで。」

にしてもこの店員の顔といったら!!
目がまったく笑っていないどころか、口すら笑ってない。


「僕はこんな場所で働いているけど、本望じゃないんだ。」

しらねぇよ。
お前が選んだ道だろ。
おかれた状況を楽しめよ。
客に責任をなすりつけるなよ。
すべてがお前の思い通りに行くと思うなよ。
客商売のような主観が通じない仕事を選んだのはお前だろ。
客観に身を任せろよ。
主観を失いたくないなら客観の中で楽しめよ。
それが唯一の逃げ場だろ。
というかほとんどの仕事が自分の思い通りにいかないだろ。
そんなんで不機嫌になって他者に嫌な思いをさせるなよ。

と、僕は自分に言い聞かせる意図を持って彼を心の中で非難した。
あくまでも僕が向けた非難は相手にも自分にも向けている。


マックを出て交差点に差し掛かる。
が、引き返す。

一人カラオケ屋さんに入る。
気遣いの出来るギャルが一人で店を切り盛りしている。

頼んだ烏龍茶はグラス一杯に注いでくれた。

最近、人と話していないせいか、
声量が少ない歌声。

途中で諦める曲が大半をしめる。
これが一人カラオケの醍醐味である。

オアシスの≪オール・アラウンド・ザ・ワールド≫を歌ってみた。
ぜんぜんダメだった。

聴いてくれる人がいれば「味のある声だね。」
と気遣ってくれるかもしれない。

色んなことがある。

いずれにせよ、論文を書き進めよう。
彼女にメールもしなきゃ。