喉が痛い

ビールを飲みながらタルコフスキーの「ノスタルジア」を観ていた。
そして気付いたら寝ていた。

朝、起きてすぐに彼女へメールを送った。


「今日会えないかな?」


残念ながらやることがあるらしくアポはとれなかった。
さて、今日という日をどう過ごそう。

いいともを観て「タモリは面白いなぁ」と感心しながら、
外出する準備をした。

近くの喫茶店に向かった。
今週のジャンプをまだ読んでいなかったからだ。

ホットを注文した。
スポーツ新聞とジャンプを流し読みした。

奥さんと世間話をした。


「お兄さん、もう夏休みかい?」
「いえ、まだです。だからまだ油断できません。」
「そうかいそうかい!」


よく分からない切り返しをしたことを反省。
茶店を出て隣の町へ向かう。

一人カラオケだ。
何て寂しい男なんだ。

今日はよく声が出た。
なかなか良い一人カラオケだった。

ブックオフへ向かった。
丸谷才一の『思考のレッスン』と舞城王太郎の『世界は密室でできている。』を購入。

どこかで本を読もう。
カフェベローチェへ向かう。

1時間強、丸谷の本を読む。
口頭文で書かれているため、すいすい読めた。

「環境は良くも悪くも人に影響を与えるのだな」と思った。
ただ悪いことも捉えようによっては良くなるのだ。

ベローチェを出てファミリーマートに向かった。
17時頃。

信じられないことに朝起きてから何も食べていなかった。
カップラーメン、おにぎり1つ、ファミチキを購入。

家に帰り、食す。
なかなかのボリュームだ。

食べながら大相撲中継を観た。
魁皇千代の富士に並んで歴代最多タイの勝利数をあげた。

素直に祝福できないのは、
八百長のことが僕の頭にあるからだ。


魁皇が積み重ねてきた勝ち星の中に、もしかしたら八百長によってあげた勝ち星もあるのではないか?」


と、どうしても考えてしまうのだ。
しかし次のようにも考えた。


八百長をしたという罪悪感を感じながらも土俵に上がり続けるってすごい。僕なら罪悪感に押しつぶされるな。」


もちろん清廉潔白の可能性も捨てきれない。

が、大関陥落の危機を常に8勝7敗で切り抜けてきたこと。
ここが一番引っかかるところだ。

もし八百長の話題が出なかったら「魁皇ってホント粘り強いよな」と思うだろう。
しかし一度相撲界に疑いを持ってしまったゆえに、「なぜいつもこんなギリギリで切り抜けてきたのだろう、もしや・・・?」と魁皇に対する疑念を拭い去ることが出来ない。

素直に祝福できない状況を作ってしまったこと、
相撲を素直に楽しむことが出来なくなったこと、
これは相撲界全体の犯した最大の罪だろう。

相撲は興行である。
と考える人もいるかもしれない。

興行であるからにして、
裏でいかがわしい動きがあっても仕方ない、と。

しかし僕は相撲を一つのスポーツとして観てきた。
男と男が胸をつき合せて正々堂々と実力を試し合う場所だと思ってきた。

真摯に相撲を観てきた僕だからこそ裏の動きが明るみになると、
裏から表を観るようになってしまうのだ。

そういう見方になってしまったのは辛いことだし、
出来ればそういう見方をしたくない。

しかしもう仕方ないことなのだ。
相撲を表と通してのみ観れる日がくることを祈る。

僕には問題が大きすぎて手に余る。
これからの相撲界に期待したい。


その後はプロ野球中継を観た。
その後はオーナーズリーグのオーダー編成をした。

友人がキャリーバックを返しにやってきた。
そしてまたカラオケに行った。(!?)

そして先ほど帰ってきた。


喉が痛い。

何やってんだか。